考えて考えて変わっていくこと
スキーのオリンピック金メダリストのアイリーン・グーという人が、記者からの「話す前に何を考えていますか? あなたはどんな話題に対しても包括的に答えることができますよね」という質問に「神経可塑性」という言葉を使って答えていた。
神経可塑性とは、人が経験したり考えたりすることによって、脳が新しい思考パターンを身に着けていくこと……という感じ。
アイリーン・グーさんは「私は内省的なので、日記を毎日書いたり、考え事をして過ごしている」から、毎日新しい自分に変わっていると答えていた。
「毎日、8歳の頃の自分が憧れるような人間でいたい。それが一番誇れることです」
この答えを瞬時にできるもすごい。
彼女ほどじゃないにしても、人一倍考え事をして(うだうだ悩んで)過ごしている人間として、なんだか勇気づけられるインタビューだ。
僕は「人間は常に成長していくべきだ」とか「お互いに高めあえる(成長を促しあえる)関係がベスト」とは考えないほうだ。成長は楽しいけど、追い求めすぎるとロクなことにならないと思っている。だけど、良くも悪くも「変化」していくことは楽しみたい。
ぬいつぎに来てくれた人、イベントに参加してくれた人が、珍しい経験をしたり、面白い時間を過ごすことで少しだけ影響を与えられていたら嬉しい。長くやっていれば、お客さんとお互いに「いやあ、別人みたいですね」と言い合えたりするのかな。