再掲:XXXX年
10月24日に開催する「ぬいぐるみリペアカフェ」を開きます。ここではそれに関連して、今年1月に発行した当店のフリーペーパー第1号に載せた文章を再掲します。フリーペーパーの過去号はHPで公開していますので、そこでも読むことができます。
開店当初から変わらず考えていること、伝えたいこと。そして、それが今月、イベントという形に結実しようとしている記念として。
◆購入者特典フリーペーパー 第1号「ぬいつぎNEXT」より全文引用
ぬいつぎで引き取って、お直しをしたぬいぐるみに「ここで元気になったぞ」「大切にされたんだ」という証が残るように、オリジナルのタグを付けられるようになりたい。
はるか先の未来、僕自身もぬいつぎのことを知っている人も一人もいなくなったXXXX年。大変かわいがられた形跡のあるぬいぐるみが発見される。製造メーカーのものと思われるタグの他に「ぬいつぎ」と書いたタグが付いている。なんだこれは。インターネットの情報はフェイクに埋もれて無茶苦茶。本にもほとんど書いていない。世界各地で同様のタグが発見され、謎解きが始まる。
そのうちこの冊子が発見されて謎が解ける。ぬいつぎタグは、ぬいぐるみを未来へ繋ぐ人たちがいた証だったのだ。
「わあ、かわいいぬいぐるみですね」
「ほら、ここにぬいつぎタグが付いているでしょう」
「本当だ。ということは、短くても150年以上前から居ることになりますね」
「そうなりますね。ぬいつぎのような店が今はないけれど……」
「ぬいぐるみを自分で直したり引き継いだりするのが当たり前の時代ですからね。もう商売にならないでしょう」
「それもそうか。えっと、ケーキセット1つ」
■終