シャッターペイント
先日、ずっと関わっている高円寺のシェア型書店のシャッターペインティングに参加した。全体のデザインはアーティストの人が描いた本棚の絵。そこに描かれた1冊1冊の背表紙に架空の本のタイトルを入れる。他の人が考えたタイトルは、由来を聞きたいような、知らないままでいたいような、不思議な気分になる。
ペンキを塗って乾くのを待っていると、後ろからテレビ局のカメラがやってきて、映させてもらえないかと言われた。軽く打ち合わせをして、偶然通りがかった取材陣にインタビューを受ける演出に小さく加担する。「はい、そうなんですよ」と白々しく答えながら、別にかっこいいことを言っていないくせにかっこつけていることに可笑しくなる。これはカットされるだろうなと思う。それでもシャッターに書かれた本のタイトルは残るのだ。