繋がる仕事
10月にリペアカフェを開くために、14人の方に協力をしてもらいながら準備を進めている。お互いを知るのはまだこれからで、対面で集まったこともない人たちがひとつの目標に向かって力を貸してくれる。なんて嬉しいことなんだろう。
僕は正社員として働いていたけど、チームの中で働くことの手応えを得ることが少ないまま退職してしまった。より正確に言えば、チームで働くことは楽しかったけど「噛んでいればもっと味がしてくるはずだ」という予感だけを感じたまま辞めてしまった。
人生の諸先輩方には一蹴されるかもしれないけど、働くことの面白さには大きな柱が二つあって、一つは「生むこと」、もう一つは「繋がること」なんじゃないかと思っている。
誰かが働いて(これは賃金をもらう「労働」に限らない)、新しい商品ができたり、サービスば生まれたり、生活を支えるインフラが動き続ける。自分の仕事が何を生んだか、何を支える力になっているかを感じることができる楽しさ。ぬいつぎで本を仕入れたり、ぬいぐるみを洗ったりする楽しさはこっち。
後者は、何を生むかとは別に、一緒に働く誰かと関係が繋がる楽しさ。一緒にイベントをしたり、出版社の人と知り合ったり、地域のまつりに参加したり。
今、リペアカフェで「繋がること」の喜びを感じることができているのは、明らかに、チームのメンバーの人たちの人生経験が豊富であったり、職業人としての視点があったり、プロジェクトへの愛情があるからだ。そのことに最近の会議で気が付いて、ああ、これはすごい時間を過ごしているなと思った。