トゲトゲ歴
年齢の話は難しいと知りつつ書いてみる。
好きな俳優(女性)の配信ライブを観ていた。「33歳になりました!」と言う彼女に対して、視聴者から「20歳くらいに見えるよ!」とコメントが飛んでいたりして、それを拾って彼女が「えー……それは困る。大人の役ができないじゃん」と返す。若さ信仰に気持ちが沈みつつ、この人のこういうところも好きなんだよなと思う。
若く見られたい/相応に見られたい/落ち着いて見られたいというのは人それぞれの課題から生まれるものだから、それでいい。僕は30代後半になって、年齢よりも「歴」が面白くなってきた。
何年その仕事を続けてきたか(職歴)のような分かりやすいものだけじゃなくて、パン作りを初めて半年経ちます、とか、3年間税理士の勉強してます、とか、東京に越してきて1年が経とうとしています、みたいな。スタートが何歳であろうと関係ない。
さらに言うなら、継続してなくてもいい。そんなことをしていたあなたが過去に居たんだね、と分かるだけで面白い。 真面目に考えてばかりいたら大変だから、たまに話して「え!スピードスケートしたことあるの?!」とか「分かる。北陸の魚って旨いよね」と気楽に笑いたい。
冒頭の俳優の話に戻ると、誕生日を迎えるたびに配信をするものの、あまり「角が取れて丸くなる」様子がなくてかっこいい。トゲトゲ歴が長くなり、トゲに磨きがかかっている。