ルービックキューブ

 ルービックキューブを完成できる人の姿はひときわ輝いて見える。六面揃えられる人は、多少嫌な人だとしても褒め称えられるべきだと思う。あれはすごい。
 揃え方を調べると、ざっくり三段階くらいに分かれていて、それぞれのステップで必要な能力が違う感じがする。六面揃えられる姪っ子にやり方を説明してもらったが、最後の方は何回聞いても理解不能で、見た目にも「ギュイーンってしたら揃った」くらいにしか見えない。ほぼ魔法だ。
 なのに、あれができる人は「まあ、これはたくさんある揃え方のひとつでしかないから」みたいなことを言う。1回も揃えたことがない人に言うセリフではないし、ぜんぜん謙遜になってない。「たくさんある揃え方」というのは、だいたいいくつあるのか。ヨーロッパのサッカーチームくらいなのか、サーティワンアイスのフレーバーくらいなのか。仮に種類が多かったらなんだと言うんだ。ひとつもできてない。普通のルービックキューブを揃えてないのに、色んな変わったキューブを販売するのもやめてほしい。キューブ自体がサーティワンくらいある。
 一生のうちにできるようになるのかなあと思う。「他にも揃え方はあるけどね」って言ってみたい。