自由帖を閉じるなら
僕は文章を書くのが大好きで、それは僕の書く文章が適度に「イタい」からだと思っている。僕の為人(ひととなり)を知っていると書く文章はちょっと意外で、読むのになんだか照れてしまうものらしい。
いつだったか職場の七夕の短冊に「夜中に涙が止まらなくなるような本に出会いたい。飯村」と書いて吊るしたら、それを見た友人に「よくあんな無防備なことを書けるね」と恥ずかしそうに言われた。僕よりも照れていて不思議だった。織姫と彦星の境遇のロマンチックさに比べたら僕の願いなんて大したことはないのに。七夕をしっかりやってる職場もなかなかかわいいし。
文章には、僕のイタさが上手く乗る。それでいて、僕自身は天の川に消えてしまいたくなるほどには恥ずかしいと感じないから向いている。
だからこそなのか、近々この自由帖コーナーを閉じようかなと思ったりしている。文章以外の表現で、例えば絵とか音楽で何かを伝えようとしてみたい気がしている。きっとイタさも面白さも文章よりずっと伝わりにくいだろう。