周年のサンドイッチ

 三鷹台にはサンドーレという名前のサンドイッチ屋さんがあり、とてもオススメなので行ってほしい。50年の長きにわたって営業している、地域密着の老舗。
 コンビニのサンドイッチでは得られない何かがそこにはあり、ガラスケースの中に並ぶ種類の多さが嬉しい。ここでサンドイッチを買って、井の頭公園か牟礼の里公園、あるいは神田川沿いで食べるのがいい。
 それにしても50年というのはすごい。  つい最近、ひとりで事業を立ち上げて20周年を迎えた、とてもお世話になっている人が「飯村さんも、きっと20年はあっという間だよ」と言っていたけど、そうなのだろうか。
 そう言えば、サンドイッチと本は見た目が少し似ている。コンビニのサンドイッチの具が少ないよねと話すのと、本の内容が薄いとこぼすのは、どこかで似たことなのかもとも思う。
 サンドーレで、背表紙をこちらに向けて並んでいるサンドイッチを2つ買って、表紙をめくらずに食べる。20周年、50周年を迎えられるとしたなら、それまでずっと黙々と続く毎日が詰まっているのだろうなと思う。