コピーセンター
店から、三鷹駅の方へ自転車を走らせる。玉川上水の脇を抜けて、井の頭公園の南端をかすめていく。特にこの季節、晴れていると気持ちが良くて、やっぱり自転車が一番だと再確認する。
昨日は三鷹駅の南側にある印刷屋さんと、コーヒー豆を売っている店に行った。印刷屋は「コピーセンター」という嘘みたいな名前で、初めてネットで見つけたときは市が税金で運営している印刷スペースなのかと思った。「センター」という言葉を店名に付ける手もあったなあ。センターは民営でもいいのだ。ゲームの中のポケモンセンターだって、ただの全国チェーンなのかもしれない。
刷り上がった印刷物とコーヒー豆500gをカバンに入れて自転車で走りながら、こういう生活はいつまで続くんだろうと思う。ほんの数年前までスーツを着て電車通勤していた。今では食べないもの食べて、飲んでいた。その程度の変化だって、遠い昔のことみたいだ。
Instagramで流れてくる知り合いの写真には、大きな皿の真ん中にちょこんと乗っているお肉と赤ワインがあり、何かのお祝いの花束は見たことがない立派さだったりする。いつかそれと似た花束を僕が抱える日がこないとも限らない。別の人はマチュピチュを訪れた写真を載せていた。マチュピチュの遺跡は、どの角度から撮るのかがいかにも難しそうな被写体だ。
未来が明るくても暗くても、この先に未来がちゃんと存在するというのは、すごいことだなと思う。