どうして楽譜が読めないのか
変な新書みたいなタイトルにしてしまった。
僕は学校では音楽でも5段階評価で5を取るべく、定期テストではきっちり満点を取りに行くタイプだった。一生懸命な音痴なので、実技に自信がないからだ。
ちゃんと勉強したので楽譜の読み方も一度は覚えたはずだけど、大人になって、というかテストが終わってすっかり忘れてしまった。ヘ短調とサ行変格活用の区別がつかないくらい覚えていない。「ヘ短調」という言葉があったかどうかも自信がない。
それでも最近、語学アプリのDuolingoが音楽コースを作ってくれたので、五線譜の読み方は分かるようになってきた。
今日、ぬいつぎで「カリンバとぬいぐるみの休日」というイベントをやって、五線譜の楽譜をカリンバ用に書き換えたものを講師の人が用意してくれた。ド(C)なら1番を弾けばいい、といった具合だ。
書かれたとおりに弾きながら、僕は五線譜を本当に読めていなかったんだなと思った。ピアノにしろ、カリンバにしろ、ギターにしろ、何か具体的な楽器で音を出せて初めて「読めた」ということになるんだと、演奏しながら思った。この音はFだと分かったところで、その音を出すすべがなければ、楽譜がないのと一緒な気がした。そういう意味では、僕は今日、楽譜が読めるようになった。