曖昧な残高
投書が掲載されたときに新聞社からもらった謝礼?賞金?の図書カードを持って、本屋で文庫を買った。数冊買ったから使い切った。
残高を使い切らないまま失くしてしまったり捨ててしまったりした図書カードに込められたお金は、どこに行ってしまうんだろう。図書カードを買った時点で役目を終えたのか。使われなかったことでこの世界の空白のお金が生まれるのか。
……よく考えたり調べたりすれば答えは出るだろうけど、頭の中で不思議だなと思えているうちに今日は寝てしまおうと思う。雑学を蓄えている人や知識欲がある人は、こんないい加減なことはしないだろう。今好きなバンド・ブランデー戦記の歌詞風に言えば「私、芸術に生きたい」モードなので、知識を突き詰めるよりも曖昧な今を楽しみたい。芸術を舐めるなと言われそう。
お金がお金として使われなくても世界が回るように、人生も余裕たっぷりで使っても別に良いのかもしれない。