人が作る音楽
店で作業をするときに音楽が欲しくて、YouTubeで長尺の作業用BGMを探して流した。「Cafe jazz」とかで検索すると出てくる、2時間くらいのやつだ。
何となくコメント欄が目に入った。
「この時期の動画はAIじゃないって分かるから安心する」
確かに。いい視点だなと思った。
今は作業用BGMに限らず、YouTubeや音楽プラットフォームにある曲にかなりの割合でAI生成が混じっていて、◯◯っぽい曲を流すだけならそれで足りてしまう。むしろそのくらい無味乾燥な方がいい場面もあるかもしれない。
それでも僕たちはどこかで人間が作ったものを求めている。人間が生むブレを欲している。AIが発展する前はすべてが人力だったとは言わないけど、今何か大きな意味が転換した境界にいるのは間違いないと思う。
学生の頃コピーバンドをやっていて、本の数曲だけオリジナルの曲もあった。僕もベースをやる割にリズム感がなかったし、全体的に上手いとは言えなかったけど、それでもそのバンドで演奏してチェックのために皆で聴くのは楽しかった。演奏してる自分たちの姿が浮かぶからだと思う。
この時代にバンドをやったり音楽を(AIを使わずに)作ったりするのはひときわ楽しいだろうか。それとも苦しいんだろうか。